<結論>

土葬と粉骨による散骨以外は土に還るのは難しいという事です。

骨の主成分であるリン酸カルシウムは、火葬による高温化で表面が硬化し、土に分解され難くなります。人も同様で、お骨をパウダー状に粉砕し(粉骨)、尚且つ酸性の土壌であれば比較的早く分解が進むようですが、通常ですと数百年以上は骨の状態で残るとのことです。大昔の人骨が現代に発掘される事を考えても、土に還るのに相当な時間がかかると推定されます。

従い、火葬後のお骨を骨壺に入れている場合は殆ど土に還らないと考えても差し支えないという事です。土葬の場合は、微生物により骨が次第に分解していき無機物になり土に還ります。また火葬後のお骨を粉骨(2mm以下のパウダー状)する事で分解の速度が速くなり土に還りやすくなります。

また、樹木葬も散骨となりますが粉骨していない場合は土に還りにくくなります。自然の中に眠るということで、これが自然に還るという心理的な考えになっています。

お墓じまいする場合には永代供養への改葬以外は、この粉骨が必要になります。


ペットのお墓をつくり埋葬できる霊園は全国ではまだ少ない状況ですし、人と一緒に入るお墓はさらに少ないのが現状です。このような現状を考えますと、

①お骨を粉骨しておき、ご供養を継続する 
②粉骨の一部をお手元供養品にしておく 
③散骨(海洋散骨、樹木葬)に対応できる

このような状態にしておく事で心の平穏を持ちご供養ができるものと信じています。更に、ご相談やお問い合わせがございましたら何時でもHaven hillにご連絡下さい。